2017-08

続「双葉病院の真実」

 本日発売の週刊朝日で、福島県の「双葉病院」について、防衛副大臣を交えた鼎談を掲載しました。

渡辺 私の前歴は(読売の)新聞記者です。けれど、事実の裏を取るという大事な作業を忘れてしまいました。新聞やネットで目にした報道を鵜呑みにしてしまい、3月20日フジテレビの『報道2001』で、あたかも双葉病院の方が患者を置き去りにし、我先に逃げたかのような発言をしてしまいました。事実に基づかない発言であり、申し訳ありません。あの場で訂正できなかった分、今日、こうしてお目にかかれてよかった。まず冒頭に、お詫び申し上げます。

 福島県浜通りの東京電力福島第一原発から4・7キロという至近距離にある大熊町の双葉病院。3月11日午後2時46分の震災から間もない17日、県の災害対策本部が、「自衛隊の救援が到着したとき、双葉病院には医師も職員もいなかった」と患者を見殺しにしたかのような発表をする。そこから報道に火がつき、病院批判の嵐が巻き起こる。テレビでコメントした民主党代議士で防衛副大臣の渡辺周も、報道を真に受けた一人だ。
 だが、事実はむしろ正反対である。双葉葉病院院長の鈴木市郎をはじめ病院スタッフは、放射能の恐怖と闘いながら、文字どおり命がけで患者を守ろうとしていた。その事実が次第に明らかになっていく。そうして実現したのが、今回の対面である。双葉病院の問題を取材してきた筆者も加わり、問題の本質を話し合った。

 なぜあのような誤報になったのか、自衛隊の救出が遅れてたのか、検証しなければならない問題は山積みです。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://mori13.blog117.fc2.com/tb.php/998-f10f5522
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | HOME |  »

プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する