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2024-03

『バブルの王様』日本橋丸善ノンフィクション2位

 日曜日に日本橋丸善に行くと、拙著がノンフィクション週間ランキング2位になっていました。

202212-日本橋丸善

「バブルの王様」見本

 今月30日発売の『バブルの王様 森下安道 日本を操った地下金融』の見本が小学館から届きました。

バブル

 ご予約お待ちしています。

地面師文庫版発売!!

 9月15日、地面師の文庫版が発売されました。 

202209-地面師文庫

さすが前川喜平「権力は腐敗する」

 これも絶妙なタイミングの出版となりました。元文部科学事務次官の前川喜平さんが安倍・菅政権の9年を振り返っています。毎日新聞出版「権力は腐敗する」――。表題は英国の思想家、ジョン・アクトンの引用で、その序文にアクトンの残した「自由とは良心の支配である」という至言を引いています。
 自由という言葉はけっこう軽々しく使われますが、そこに良心が伴っていなければとんでもない結果になるという警句でしょう。新自由主義がまさにこれではないかと思います。改革とか規制緩和という耳に心地いい言葉の裏には、特別な地位や立場にある者の利権が渦巻いているという事実。彼らの富は強権支配に支えられ、多くの民衆が気づいていない。それが安倍・菅政権の9年だったと改めて感じました。
 総裁選はまずこの長期一強政治をどのように決算するのか、本来はそこが争点になるべきなのですが、みな避けて通っています。

おかげさまで重版出来『墜落「官邸一強政治」はなぜ崩れたのか』

 本日9時からの文化放送「くにまるジャパン極み」に出演し、菅政権のこの1年や自民党総裁選について話しました。

墜落

 おかげさまでけっこうな反響を頂戴し、重版が決定しました。ありがとうございます。
 拙著は、堕落(だらく)した一強政治のあり様でもあります。

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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)、「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)、「ならずもの井上雅博伝 ヤフーを作った男」(講談社)、「鬼才 伝説の編集人齋藤十一」など。最新刊「バブルの王様森下安道 日本を操った地下金融」(小学館)、「国商 最後のフィクサー葛西敬之」(講談社)

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