2017-08

お疲れさま「東筑野球部」

 4対10という点差を見ると大敗に思えますが、けっこう頑張ったといえば依怙贔屓にすぎるでしょうか。東筑が愛媛県代表の済美に初戦で敗れて甲子園を去ることになりました。試合は2年生エースの石田投手をはじめ、序盤からチームが浮足立ち、エラーもありました。なぜか東筑の守りになると雨脚が強くなり、石田君が投げにくそうでした。それらも実力のうちといえばそれまですが、半面、ホームランも飛び出したし、やるだけやったような爽やかさもありました。
 選手を率いた青野監督は小生の1年先輩で、40年前に甲子園に出たときは4番キャッチャーでキャプテンという大黒柱。人間力のある人です。ところが試合前、「僕は野球を教えるだけ」といった青野さんのコメントに、マツコデラックスが「クソヤロー」と噛みついて笑いをとっていました。甲子園をネタにするのはいいけど、あまりの軽さに「どっちが?」といいたくなります。
 この件については、Number Web で中村計さんが「東筑監督『僕は野球を教えるだけ』青野浩彦が人間教育を叫ばない理由」と題した記事を書いていますので、ぜひご覧ください。

加計問題は安倍政権の揚げ足取りなの?

 朝日新聞が2015年6月の国家戦略特区ワーキンググループ(WG)の議事要旨に出席していたはずの加計学園が記載されていなかった問題を追及しています。つまるところ、公表されている議事録の類には、関係者の都合の悪いことは記載されていないという話。政府が設置している審議会はそんなものといえばそれまでですが、核心部分は何もオープンになっていないという証左でしょう。
 内閣改造後、安倍シンパの有識者やマスコミの一部は、「揚げ足取りをやめて改造された新内閣の政策を見守るべきだ」という論調があります。彼らにいわせるとこうした報道は「揚げ足取り」なのでしょう。
 しかし実際は、何一つ明らかになっていない疑惑に対し、針で穴をあけ、少しでも光を当てようとしているのでは。加計学園が国家戦略特区として申請をやり直したこの15年6月が彼らにとって大きな転機となった大事な時期だったのは間違いないでしょうから。

いよいよ開幕「夏の甲子園」東筑がんばれ

 東筑の試合は開幕2戦目、相手は愛媛県の済美高校で、チーム打率4割の強豪らしいです。残念ながら甲子園に応援に行くことは叶いませんでしたけど、テレビで応援します。
 たぶん同級生を含めOBたちもたくさん駆けつけると思いますが、大先輩の高倉健さん、仰木彬さんも見守ってくれるはず。自信をもってのびのびプレイしてくんしゃい。

地面師詐欺「積水ハウス」被害63億円の内訳

 五反田の旅館を舞台にした地面師詐欺事件が騒動になっています。くだんの物件については、数年前から不動産業界の一部で話題になっていたそうで、当時から「積水ハウス」の買い付け証明まで出回っていたといいます。売買をもちかけられた人に聞くと、もとは地上げ案件だったとか。そのため金主を求めて不動産ブローカーが暗躍してきたようで、これまでにも寸借詐欺が横行してきたといいます。
 で、問題はなぜここへ来て積水ハウスが63億円も出したのか、という点。事実上、仲介業者に渡したのは52億円だそうです。その52億円は大きく3ルートに分かれて資金が流れているとのこと。事件の摘発までにはまだまだ時間がかかりそうです。

内閣支持率「微増」の考察

 内閣改造後の支持率の状況をみると、26%だった毎日が35%、読売が42%で歯止めがかかったとし、日経も3%微増で読売と同じ42%。そもそも毎日は他のメディアに比べてかなり低かったので、全体でみれば、内閣支持率は少しだけ回復したといったところでしょうか。
 改造後のマスコミ全体の対応で見ると、森友・加計問題の扱いが大きい朝日や毎日と読売などとの違いはさもありなん。ですが、やはり気になるのはテレビの報じ方でしょうか。「実力内閣」「仕事内閣」と持ち上げ、経済最優先で成果をあげられるかどうかが支持率回復の分かれ目などというコメントが目立ちます。しかし、支持率急落は、単に森友・加計疑惑の説明のおかしさが原因だから、そこが最大の問題でしょう。せっかく安倍さんがテレビに出ているのだから、国会で追及できなかった点をもっと突っ込んで聞けばいいのに、お追従ばかりで、なんとも上滑り感が否めません。換言すれば、内閣支持率の微増はそうしたテレビ局のおかげでしょうけど。

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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクションライター。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)など。最新刊は「日本の暗黒事件」(新潮新書)

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